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(更新日時:06/12/04)

嫁にエッセイを1話でいいから書いてくれませんか?


ある出版社の企画で持ち上がったこの企画。



東京の出版社から嫁に電話がかかってきた。



出版社「ぜひ、奥様の本音をエッセイでぶつけてほしいのですが!」


嫁「エッセイ?


そうね…



私の自由に書いていいならやる♪」


出版社「ええ!もちろん、奥様の自由に書いてもらって大丈夫です」


嫁「だったらいいわよ♪
で?ちなみにどれだけ書けばいいの?」


出版社「そうですね…
大体、2500文字〜3000文字というところじゃないかと」


嫁「2500文字?
まぁ、よく分からないけどOKにしといて♪」


出版社「あっ、ありがとうございます!」



電話を切った嫁が、リビングでくつろぐ俺に話しかけてくる。



嫁「ねぇ、2500文字ってどれくらい?
何かピンとこないけど…」


カズマ「2500文字だったら、400字詰め原稿用紙の6枚以上は
最低でも書かないと…」







嫁「400文字原稿用紙6枚以上Σ(=゚ω゚=;ノ)ノ!?(鬼汗)」


カズマ「2500文字の時点で気づけよ!(゚∀゚;) 」




嫁「そんなの言われても分からないって!」


カズマ「分かれよ(汗)」



嫁「数字のマジックだわ……」


カズマ「……」



翌日から、嫁のピリピリムードが我が家を直撃。



アィデアが浮かばないのか?


テーブルの前で頭を抱える嫁。



カズマ「なぁ、そろそろ晩御飯にしてくれないか?」


嫁「うるさい!気が散るから静かにして!」


カズマ「……」


娘「ママァ!お絵かき一緒にしよう♪」


嫁「まどか!ママは、とっても忙しいの!
今日はパパとお絵かきしててね♪」


娘「うん♪」


カズマ「パパとお絵かき……」


嫁に最高の環境を与えなければいけない俺の苦悩。



エッセイなんか断らせればよかった(涙)




そんな我が家から逃げるように、今日も会社に出かける。


夕方、仕事を終えて今日もパチンコ店にまっしぐら。



カズマ「そういえば、今日は近所のお店が激アツイベントだったな!」


原チャに乗り、ダッシュでお店に到着。


この日のイベントは札刺しイベント。



札が刺さっていたら鬼アツというファンタスティックなイベント。


秘宝伝や銭形のシマを見て歩くも、当然のようにスロッターがぶん回し。


高設定が分かりやすいということは、それだけ競争率が高くなるのは仕方ない。



それでも、札台の空きを求めてウロウロしていると……。




カズマ「おっ!あったじゃないか!(゚ω゚=)
1台どころか、2台も3台も空きがあるじゃないか!























って、北斗の拳SEかよ(涙)」


hokuto-01


いまや、高設定でも勝てない機種の代表とまで言われている北斗の拳。


こんな台打てるハズもない。



お店を出ようとすると、なぜか脳裏に浮かんでくるのは嫁の顔。



帰ったところで、原稿のアィデアに悩んでピリピリしてんだろうなぁ…。


俺に八つ当たりがくるのは、秘宝伝の鉄板以上に確実。


北斗の拳SEの札台を打つか?


家に帰って嫁のイライラに耐えるのか?


2秒で決まった俺の決断。



さぁ、閉店まで北斗をぶん回そう!


ミラクル目指して投資を始めるも、2チェどころかスイカすらも出てこない。



ようやく出現したのは投資7K。


高確率っぽいところで2チェを引くも、当たるどころか
演出すら無しでスルー(涙)


これが初代北斗だったならば…。


それでも、家に帰るよりはマシなんだ!と、自分に言い聞かせながらレッツ追い銭♪




投資18Kでようやく2チェからBBゲット!



hokuto-01



とりあえず10連してくれればチャラに戻せるかな?


そんな願いも虚しく、最低ラインの2連で終了。


当然のように持ちコインは全飲まれ。



帰りたいけど帰れない……。



昔のCMのようなフレーズを口ずさみながら、レッツ追い銭♪(涙)




追加6Kのスイカから、ようやくラオウ登場!



hokuto-03


今度こそは!



の思いも、ケンシロウにはまったく届かず3連で終了。


持ちコインを飲まれたところで稼動終了。



これ以上は、お金を浪費することは許されない。


肩を落としながら、トボトボと家路に帰る哀しい俺(涙)



家に帰ると、予想通りのピリピリムード。


娘を早々に寝かせ、嫁はパソコンの前で一生懸命原稿書き。


音を立てて嫁を刺激しないよう、息をひそめながらご飯を食べる。




30分後……。


嫁「あぁぁぁ!何よこれぇぇぇ!」


カズマ「何だ?何だ?いったい何がどうしたんだ?」


大声を上げる嫁に近づくと、頭を抱えてパニック状態。



カズマ「どうしたんだ?」


嫁「何よこれ!パソコンがいきなり真っ暗になって、 電源落ちちゃったじゃない!」


カズマ「そんなもん、俺に言われたところで(汗)」



原因は分からない。


何でいきなりパソコンの電源が落ちたのか?



カズマ「もっ、もちろん原稿のバックアップは取ってあるんだろ?」


嫁「バックアップ?そんなの取ってるわけないじゃない!
もうヤメた!原稿とかどーでもいい!( ゚Д゚) 」



カズマ「どうでもいいって、お前(汗)」


頑張って書いた原稿が一瞬で消えうせる。



俺も経験あるけど、確かに辛いし切ない。


でも、頼まれた原稿だけは何とか書いてくれ!


嫁「もうヤダ!入力するの面倒だし!」


カズマ「そこを何とか……」



伊佐坂先生にやる気を出させるノリスケさんのように、
我が家の大先生を励ます俺。



嫁「ねぇ、だったらあなたが入力してちょうだいよ」


カズマ「俺が入力(;´Д`)……」



一度引き受けた仕事は、何が何でも遣り通さなければいけない。


カズマ「それでいいから……」


こうして、嫁の原稿書きは無事に再開。



リビングでポテチを食べながら、原稿を思い出しながら説明する嫁。


hokuto-02


頑張れ俺。


嫁の不始末は、俺の不始末なんだから(涙)



北斗の拳SE


投資24000円
換金    0円

収支−24000円


作者紹介
カズマ
福岡県に住むサラリーマン。
5年前のある日、嫁から死刑宣告とも言える「小遣い無し」の通達を受ける。
スロットで小遣いを稼ぐことをひっそり決意。
ブログでスロット日記を書くと共に、
理不尽な嫁との毎日を記録した「実録鬼嫁日記」を書き始める。
そんな嫁が珍しいのか?アクセスが少しずつ増えていき、
アメーバブックスから出版されることに。
やがて、スーパージャンプで漫画になり、フジテレビでドラマになる。
3歳の娘と理不尽な鬼嫁との3人暮らし。


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